去年の秋、固定費を全部洗い出して見直しました。結果として月16,000円ほど削ることができたんですが、思っていたより面倒な部分がいくつかあって、「なぜもっと早くやらなかったんだろう」という気持ちと「まあ面倒だからやらなかったんだろうな」という気持ちが半々でした。
きっかけは単純で、クレジットカードの明細を年末にまとめて見返したときに、「毎月なんとなく払っていたものがかなりある」と気づいたことです。1件1件は大した金額じゃないんですが、合計すると結構な額になっていました。
まず全部書き出した
最初にやったのは、毎月出ていくお金を全部書き出すことです。やり方はシンプルで、クレジットカードの3ヶ月分の明細を印刷して(画面で見ると見逃すので)、同じ項目を蛍光ペンでマークしていきました。
書き出してみると、毎月払っていたものが思ったより多かったです。
| 項目 | 見直し前の月額 |
|---|---|
| スマホ(大手キャリア) | 9,200円 |
| インターネット回線 | 5,500円 |
| 生命保険 | 7,800円 |
| 動画サービス A | 1,490円 |
| 動画サービス B | 990円 |
| 音楽サービス | 980円 |
| ゲームサブスク | 850円 |
| クラウドストレージ | 300円 |
| その他小さいもの | 合計1,200円くらい |
合計すると月28,310円。年間で約34万円。
「高いな」とは思いましたが、そのまま手をつけないことも頭をよぎりました。見直し作業が面倒そうだったので。でも年間34万円という数字を見たら、さすがに動かないといけないという気持ちになりました。
スマホ代:月9,200円→月2,178円
一番大きかったのはスマホです。大手キャリアをずっと使っていて、月9,200円ほど払っていました。格安SIMの話は何度も聞いていたんですが、「乗り換えが面倒」「電話番号が変わるかも」「品質が悪そう」という理由でずっと先送りにしていました。
実際に調べてみると、電話番号はMNPでそのまま引き継げること、大手キャリア回線を借りているプランもあること(品質はほぼ変わらないこと)がわかりました。
IIJmioに乗り換えました。選んだ理由は、職場の先輩が使っていて「特に問題ない」と言っていたからです。
乗り換えの手続き自体は1〜2時間くらいで終わりましたが、SIMカードが届くまで数日かかって、その間スマホが一時的に使えなくなる時間帯があったのは少し不便でした。
月額は2,178円(3GBプラン・音声通話付き)に下がりました。月7,000円以上の削減。これだけで年間84,000円変わります。
正直、もっと早く乗り換えればよかったと思いましたが、「面倒という感覚を乗り越えるのにそれなりのエネルギーがいる」というのも事実で、先送りしていた自分を責める気にはなれませんでした。
保険:月7,800円→月2,500円
生命保険も見直しました。新卒のときに親に勧められて入った保険をそのまま払い続けていたもので、当時の担当者に内容を説明してもらったような気はするんですが、正直よく理解していないまま10年近く払っていました。
保険証券を引っ張り出して内容を確認すると、死亡保険・医療保険・がん保険がセットになっているタイプでした。独身で子どもがいない自分には、高額な死亡保障はそこまで必要じゃないと気づきました。
見直し後は、会社の団体保険(医療保障)だけ残して、それ以外は解約しました。月々の保険料は合計2,500円になりました。
解約は少し心理的なハードルがありました。「なにかあったらどうする」という不安がどうしても出てきて。でも「独身・健康・会社の団体保険あり」という状況で月7,800円の保険料は過剰だという結論は出ていたので、決断しました。
1ヶ月くらい迷いましたが、最終的に解約して結果的に後悔はしていません。
サブスク:月4,610円→月1,490円
動画サービス2つ・音楽サービス・ゲームサブスクを契約していました。
実際に確認すると、動画サービスBとゲームサブスクはここ3ヶ月まともに使っていませんでした。「いつか使うかも」と思って残していたんですが、3ヶ月使わなかったということは今後も使わないと判断して解約しました。
音楽サービスも一時期よく使っていたんですが、最近はSpotifyの無料プランで十分になっていたので解約。動画サービスAだけ残しました。
サブスクの見直しは正直一番簡単でした。ただ、解約後に「やっぱりあったらよかったな」と思うこともあって、音楽サービスは3ヶ月後に有料プランに戻しました。合計は少し増えましたが、使うものにお金を払うという考え方に変わった気がします。
結果:月27,132円の削減
| 項目 | 見直し前 | 見直し後 | 削減額 |
|---|---|---|---|
| スマホ | 9,200円 | 2,178円 | 7,022円 |
| 保険 | 7,800円 | 2,500円 | 5,300円 |
| サブスク各種 | 4,610円 | 1,490円 | 3,120円 |
| その他 | 1,500円 | 800円 | 700円 |
| 合計 | 23,110円 | 6,968円 | 16,142円 |
最終的な削減額は月16,142円でした。年換算すると約19万円です。
削れた分は全部NISA積立に追加しました。元々の月3万円に加えて、今は毎月約5万円を積み立てています。
やってみてわかったこと
固定費の見直しは「やれば絶対プラスになる」作業ですが、「面倒さ」という壁がけっこう高いです。スマホの乗り換えも保険の解約も、実際にやる前は何となく大変そうで手が止まっていました。
やってみると、スマホの乗り換えはせいぜい半日の作業で、保険の解約は電話1本でした。「想像していた面倒さ」と「実際の面倒さ」のギャップが大きかったです。
一番効果的だったのは「全部書き出してから優先順位をつけること」でした。削減インパクトが大きい順(スマホ→保険→サブスク)に手をつけることで、最初の作業で大部分の効果が出ました。
見直しは1年に1回やる価値があると思っています。新しいサービスが増えたり、自分の状況が変わったりするので。