要約
・5月28日のNY株式市場でダウ平均・S&P500・ナスダック総合の3指数がそろって史上最高値を更新 ・米・イラン間の核協議進展への期待感が地政学リスクの後退として市場に好感され買いが加速 ・ハイテク企業の業績期待(AIインフラ投資継続)が特にナスダックを押し上げた ・中東情勢の緊張緩和観測により原油先物も値動きが安定、リスクオン相場の様相 ・全世界株・S&P500連動の積立NISAを保有する会社員にとって資産評価額が上昇している状態 ・協議が決裂した場合や米中摩擦の再燃など、楽観シナリオを崩す材料が残っている点は注視
億速コメント
最高値更新は「いまが高すぎて買いにくい」と感じさせる一方、過去のデータでは最高値更新後も長期では上昇が続いたケースが多い。重要なのは、今回の上昇ドライバーが「地政学的期待」という不確実な要素に依存している点で、イラン情勢の急変が起きると逆回転するリスクがある。為替(現在の円安水準)と組み合わせると、円換算での資産評価はさらに膨らんでいる可能性があり、為替ヘッジあり・なしの商品を持っている人では体感が大きく異なる。「最高値だから売るべきか」ではなく、「自分の積立ルールが今の相場に左右されていないか」を点検するきっかけにできる局面。
出典:NHK経済 | 2026-05-29