要約

・博報堂の調査によると、買い物で生成AIを活用する人は全体の24.6%(約4人に1人)に達した ・生成AIの回答を「口コミより信頼できる」と評価する回答者が一定数おり、情報源としての存在感が急上昇している ・従来の口コミサイト・比較サイトは利害関係者によるサクラ・ステマリスクがあり、それを嫌う層がAIにシフトしている可能性がある ・金融商品・保険・副業ツールの比較検討にもAIを使う人が増えており、「AIが勧めたから買った」行動が生まれやすくなっている ・AIの回答は学習データのカットオフ以降の最新情報に対応できない場合があり、価格・仕様・制度変更のある分野では誤情報リスクが残る ・EC・広告・マーケティング業界はAI経由の購買行動に対応するため、SEOならぬ「AIO(AI最適化)」への投資を加速させている


億速コメント

「口コミより信頼できる」という評価は、口コミへの不信感の裏返しとも読める。実際、レビューサイトのステマ問題は長年指摘されており、利害関係のないAIへの期待が高まるのは自然な流れともいえる。一方でAIの回答は学習データの偏りやカットオフの影響を受けるため、特に金融・保険・税制など制度変更が頻繁な領域では「情報の鮮度」を別途確認することが重要になる。「AIが言ったから正しい」ではなく「AIを情報収集の起点にして、一次情報で検証する」という使い方の差が、意思決定の質に影響する局面が増えていくと考えられる。


出典:ITmedia AI+ | 2026-06-02