要約
・2024年5月29日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=159円台前半で推移 ・値動きは小幅にとどまり、市場参加者は次の政策イベントを見極める姿勢 ・2022年初頭は1ドル=115円前後であり、2年半余りで約40円近い円安が進んだ計算 ・エネルギー・食料品の多くを輸入に頼る日本では、円安は輸入コスト上昇に直結する ・会社員の名目賃金が上がっても、物価上昇との差し引きで実質賃金はマイナスになりやすい構図が続く ・米国の利下げ開始時期が円相場の転換点になるとの見方が市場では根強い
億速コメント
159円という数字だけを見ると「高止まりしている」印象だが、重要なのは「円安が続く期間」の長さかもしれない。輸入食料品や光熱費は時間差で小売価格に反映されるため、為替が落ち着いても生活コストが下がるには数か月かかる。一方、海外旅行や留学を検討している人には直接的なコスト増であり、外貨建て資産を持つ人とそうでない人で「同じニュース」から受ける影響がまったく異なる点は意識しておきたい。
出典:NHK経済 | 2026-05-30