ポイント

・6月5日の東京市場で日経平均株価が一時1,600円超下落、終値ベースでも大幅安 ・AI・半導体関連銘柄を中心に短期利益確定売りが集中したことが主因 ・午後に下落幅が縮小したことで、パニック売りが連鎖しなかった点は注目


億速の見解

こういう日こそ、積立NISAをやっている人が試される。「1,600円下がった」という見出しだけを見てソワソワするのは自然な反応だが、積立投資家にとってこの局面は「安く買える日」に過ぎない。短期のトレーダーが利確売りを出すのは、裏を返せばそれだけ直近で大きく上がっていたという証拠でもある。 問題は、「急落=市場が壊れた」と誤解して積立を止めてしまうことだ。過去のデータを見ると、こうした1,000円超の急落は数年に一度は必ず起きていて、その後数か月以内に回復するケースが多い。長期の積立において、こういった下落はむしろ平均取得コストを下げるチャンスとして機能する。 感情的に「損失を防ごう」と動くほど、長期リターンは悪化しやすい。今日の下落で自分の方針を変えるべきかどうか、今一度「何年スパンで積み立てているのか」に立ち返ることが大切だと思う。


出典:NHK経済 | 2026-06-06